本文へ移動

手術後の日常生活について

回復期リハビリテーション病棟

当院では、ご入院後に急性期の症状が改善され、その後ご自宅にお帰りになるまでには、まだしばらくの療養が必要と思える患者様を対象として、一般病棟に比べ、病床面積を広くしたり、食堂、談話室等を設けるなど、環境を整備した回復期リハビリテーション病棟を併設しております。
この病棟では主に、日常生活に必要なリハビリテーション等を中心に行い、1日でも早く健康の回復と社会復帰をめざしていただくことを目的としています。
又、回復期リハビリテーション病棟へお移り頂いた後でも、症状の変化により急性期状態が出現した場合は、一般病床にお戻りいただき、充分な治療を受けられるシステムになっております。

1.歩行について

疲れない程度ならどれだけ歩いてもかまいません。
長時間歩行時は杖を使用したほうがよりよいのですが、筋力が安定していれば不要です。

2.トイレ

関節の負担を考慮し、できれば洋式を使用してください。

3.入浴

浴槽の高さ、入口の段差、手すりの位置、床の性状が滑ったり、使いにくかったりするかどうか、注意すべきです。
適度な高さの椅子、浴槽内専用の椅子、など対応可能な道具はあります。浴槽の出入りは健足から入るようにしましょう。

4.洋服、靴について

ズボンはゆったりしたものの方がはきやすく楽です。靴を履くときは、椅子に座ってからにしましょう。

5.車の運転、自転車、バス、電車の利用、旅行について

いずれも筋力が十分に回復していれば、可能です。術後2~3ヶ月である程度の筋力は回復します。
しかし、術前の杖をついていた期間が長かったり、痛みが長期に続いていた方は、もう少しリハビリを行った後がいい場合があります。

6.その他

質問集も参考にされてください。
他にご質問がある場合は、医師、看護師にお尋ねください。

栄養バランスと肥満防止・定期健診の必要性

肥満は人工関節にとって負荷がかかるので、以前は、肥満はリスクとされていました。
もちろん今もその考えはあります。
しかし、肥満の患者さんの活動範囲とやせた患者さんの活動範囲、トータルでどちらが負荷がかかるかを調べた最新の論文では一概に肥満がリスクとは言えないということです。
ただ、肥満と骨粗鬆症の予防は人工関節だけでなく、全身にとっても大切なことです。
肥満、骨粗鬆症についての栄養指導を行います。
TOPへ戻る