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人工関節手術について

はじめに

人工関節の手術により、これまで長い間苦しんでこられた痛みがなくなり、歩き方も楽になります。でも、人工関節の手術についてわからないことや御心配なことがおありかと思います。
どのような疑問にもお答えできるようにこの手引きを作りました。
手術を受けられる前に、主治医、看護婦、理学療法士、栄養士、事務員などの職員がこの手引きを使って手術について、ご説明します。
患者様、ご家族、そして私たち職員が一緒になって、より快適な生活を送れるように協力していきましょう。
お聞きしたいことがありましたらいつでもお申し出ください。

橘病院 職員一同

人工関節手術について

いたんだ関節の治療方法には、薬物治療、理学運動療法などの保存療法と手術的治療があります。手術的治療法には、大きくわけて、骨切り術のような自分の骨、関節を残す手術と人工関節に置き換える手術があります。
関節症が進行した場合、保存療法で進行を防止することは、時には可能です。しかし、失われた関節機能をもとにもどすのは困難です。
なにも治療せず放置した場合は、関節の可動性の低下、筋力低下、将来的には機能障害による介護の問題を抱える可能性もあります。
人工関節による手術は、いたんだ軟骨、骨、軟部組織を人工関節に置換し、新たな関節を形成します。

人工関節の効果について

人工関節手術により、現在の関節の痛みの軽減、関節可動性、歩行能力の改善が得られ、日常生活に必要な関節機能の回復が期待できます。

自己血準備について

手術による出血量は、300ml~1000ml程度です。手術前にできる限り御自身の血液を保存し使用しています。一回の脱血量は400mlで一週間に一回です。トータルで800ml~1200mlを保存いたしますので、準備期間として3~4週間必要です。
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